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貴乃花が絶縁の母親と兄「和解」に転じた魂胆

  • 2019年04月09日(火) 22:00:01
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またまたドッキリだ。政界進出の噂が絶えない元横綱の貴乃花光司氏(46)が母親の藤田紀子さん(71)、長兄で元横綱若乃花の花田虎上氏(48)との長年の絶縁状態を修復し、さらに、なんと絵本作家になることを表明した。どこまで本気なのか分からないが、突然の“改心”の裏に何があるのか波紋が広がっている――。

 大相撲界を引退して早や半年。これからどうするのか、本当に政界には打って出ないのか。いまだに去就がはっきりせず、多くの耳目を集めている貴乃花氏が注目の発言をしたのは3月20日放送の日本テレビ系の番組、『ザ・発言X~勝負の1日』でのことだった。

「今だから素の顔で言える」
 こう前置きし、これまで正視に耐えないような骨肉の争いを繰り広げて反発し合った兄の虎上氏について、次のように回想したのだ。

「(15歳で入門し)あまりにも厳しい環境にホームシック状態になったが、(耐えられたのは)お兄さんが近くにいてくれたのが大きかった。感謝ですね」

 2人の不仲が明らかになったのは、今から20年近く前、虎上氏がまだ横綱に上がる前のことだ。2005年5月30日、父親の二子山親方(元大関貴ノ花)が口腔底がんのために55歳の若さで亡くなった時も、喪主の座を巡り枕元で掴み合い寸前の諍いを起こしている。

 そんな兄に対し、なんの前触れもなく、手の平を返したように優しく“さん付け”で呼びかけ、感謝の意を表したのだから、2人の仲をよく知る関係者はビックリ。中でも驚いたのは、呼びかけられた当の虎上氏だ。さっそく翌日の自身のブログに、「いつか」という意味深長なタイトルをつけてこう書き込んでいる。

 「ほんの半年前まで私が出演する番組には(貴乃花の)写真は疎か名前を使うことさえできませんでした。ほんの三ヶ月前まで今後も会うことはないと言われていました。そのような中、急変した現状に当惑しています。(中略)私の願いは、母がずっと大切に思っている弟と笑顔で逢えることです。これはそう遠くない現実だと感じ嬉しく思っています」(原文ママ)

 ただ、これまでの確執があまりにも生々しく、激しかっただけに、虎上氏もそう簡単に雪解け状態になるとは思っていないようだ。

 「絡み合った糸を解くにはまだ時間がかかりそうです。それぞれに精進して、いつか心交わす。そんな人生の後半が送れるようにと願います」

 貴乃花氏はまた、母親の藤田紀子さんについて、次のように番組で話した。

 「一連の騒動の時、お母さんが(テレビ番組に)出るたびに、出なくていい、ボクひとりで耐えられるからとずっと思っていた」

 いまだに微妙なしこりが残っていることを匂わせる貴乃花氏。だが、いずれにしても一時に比べて随分軟化してきたのは間違いない。

 その一方で、気になるのは将来の展望について明かしたくだりだ。

 「絵本作家として活動を開始する」
 この突然の宣言に、周囲は驚きを隠さない。昨年12月、テレビの対談で作家の瀬戸内寂聴さんから「本を出しなさい」と勧められたのがきっかけだという。

 「いい絵本ができると海を越えて残る」
 こう話す貴乃花氏は、すでに家族愛をテーマにしたデビュー作まで完成させているという。作家になるにはそれなりの才能も必要で、そう簡単になれるとは思えないが、その動きは早い。

 それにしても、どうして貴乃花氏はこの時期に、母親や兄との和解や、子供向け絵本の作家になることを表明したのか。貴乃花氏に近いスポーツジャーナリストは、次のように話した。

 「早急にイメージアップを図らなければいけない理由があるのかもしれません。今のままでは、いくらテレビでにこやかに笑顔を振りまいても、『肉親とは喧嘩状態』という悪いイメージがつきまとい、さらに景子夫人に去られたのも痛手。今後のことを考えると、こうしたマイナスイメージは大きな足枷になります。とりわけ、政界に打って出る場合はマイナス。絵本作家になるというのも、いかにも無難ですよね。この発言の裏には、誰かのアドバイスがあったはず。これまでの貴乃花氏にはない発想ですから。それが誰なのか…。もし政界関係者だったら面白い。政界に強い読売系のテレビで発言したというのも気になるポイントです」

 こんな貴乃花氏の劇的なイメージアップ作戦を後押しするように、3月10日から大阪・難波のエディオンアリーナ大阪で行われていた春場所で、つい半年前まで自分の弟子だった22歳の貴景勝が千秋楽の栃ノ心との“世紀の大関入れ替え戦”に勝って大関昇進を決めた。

 手もとを離れた事情が事情だけに、貴乃花氏もこれまでこの元愛弟子について表立っての発言は控えてきたが、相撲の基本を叩き込んだ功労者だけに、きっと喜びもひとしお。新大関を育てた元師匠として株も上がった。

 こうして得た好印象をこれからどう生かすのか。子供たちの指導なのか、それともやっぱり政界進出なのか――。まだまだ予断を許さない。

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