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宇垣美里アナはなぜバッシングされても「自分を貫く」ことができるのか?

  • 2018年12月07日(金) 13:00:56
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 TBSの宇垣美里アナウンサーが12月4日放送『アフター6ジャンクション』(TBSラジオ)のなかで痴漢撃退法を語った。

 高校時代の宇垣美里アナは、前髪も自分で切っていたような地味な外見だったため、痴漢被害にあいやすく、そのたびに、<私はしょっちゅう痴漢のことを刺していたんです、ボールペンで>と語る。

 宇垣美里アナといえば最近では『サンデー・ジャポン』(TBS)での「闇キャラ」ばかりが話題になりがちだが、「クイック・ジャパン」(太田出版)や「週刊プレイボーイ」(集英社)といった雑誌に寄稿している連載エッセイではサブカルチャー(特にアニメ)への深い造詣が披露し、また、火曜パートナーを務める『アフター6ジャンクション』では1本芯の通った生き方かつ物怖じしないキャラクターから「宇垣総裁」とのあだ名までつくようになったりと、様々な顔を見せている。

 宇垣アナは、時に「アナウンサーらしくない」とも言われ、女性週刊誌やオヤジ週刊誌のような保守的なメディアからは「性格が悪い」といったバッシング記事も頻繁に出ている。しかし、そういった声など気にするそぶりもなく、宇垣アナは世間に媚を売るような生き方はしない。

 その芯の強さの背景が最近のインタビューから明かされている。

 ローソン限定で発売されているムック本「週刊文春エンタ!」(文藝春秋)に、宇垣アナと、時代劇・映画史研究家の春日太一氏による対談が掲載されているのだが、そのなかで宇垣美里アナは、『カードキャプターさくら』、『美少女戦士セーラームーン』、『魔法戦士レイアース』、『少女革命ウテナ』といった、女性キャラが自ら戦うアニメを子どもの頃から好んで見ていたことが、後々の生き方に強い影響を与えたと語っている。

<自分たちで作らないとその未来には意味がない、みたいなメンタルがすごくあって、よくも悪くもそれを育ててくれたのは、こういった作品かなと思います>
宇垣美里アナにとってのファッションは「武装」

 そういった姿勢は、宇垣アナのファッションにも表れている。劇団雌猫『だから私はメイクする 悪友たちの美意識調査』(柏書房)に収録されたインタビューで宇垣アナは、自らにとってのファッションやメイクを<戦闘民族が戦いに行く前にする顔に施す紋様>であったり、<古代の人たちが願掛けのためにしていた入れ墨>と同種のものであると解説している。

 そして、自分のファッションを中傷する人に出会うと、傷つくどころか、むしろ「してやったり」という気持ちになるという。それにはこんな理由がある。

<私に、私の生き方と違ったものを求めてくる人が近寄ってこないのは、私にとってすごく心地よいことですから>

 胸のすくような思いのするコメントの数々だが、実は、宇垣アナといえど最初からこんな強い心をもっていたわけではない。

宇垣アナでさえ、入社当時は先輩アナウンサーにどこで服を買っているか質問して合わせたり、「あなたは笑っているだけでいい」というスタッフの失礼な指示に従っていたという(宇垣アナはその頃の自分の行動を「擬態」と表現している)。

 しかし、「お人形」でしかないそういった役割にストレスを感じ始めたのと同時に、共演者から「台本通りにやっているからつまらないんだ」と言われたことに怒りを感じて言葉通りに台本を捨てて番組に臨んだら自分でも驚くこと伸び伸び仕事ができた成功体験などが重なり、宇垣アナは「擬態」をやめた。
嫌なことをしているのは人生の無駄

 そうした結果として、積極的に自分の意見を発信していく、現在の宇垣アナのスタイルが完成された。

 週刊誌やネットニュースで日々バッシングの記事が量産されていることからもわかる通り、「お人形」に甘んじないその姿勢は、旧態依然とした考えの人たちの神経を逆撫でするものかもしれない。でも、宇垣アナはそんな声を気にすることはない。『だから私はメイクする』のなかで宇垣アナはこのように語っている。

<周囲の言ってることに振り回されずに、生きるのがいいですよ。自分の好きじゃないことをしている時間って、めちゃめちゃ無駄だと思いません? 人生って短いですから>

 宇垣アナの言葉に「社会で生き抜く勇気」をもらっている人は男女問わずたくさんいる。どうか、これからもその強い姿勢を貫いていってほしい。

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