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『下町ロケット』が描く、中小企業の夢と底力

  • 2018年10月14日(日) 13:00:56
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10月14日から、新ドラマ『下町ロケット』(TBS系)がスタートする。2015年に平均視聴率18.6%という大ヒットを記録した同ドラマの続編で、主演の阿部寛(54)をはじめ、土屋太鳳(23)、竹内涼真(25)、真矢ミキ(54)、安田顕(44)らが続投する。前作が2015年を代表する大ヒットドラマだったことから今作も期待が高く、放送前から話題性はバツグンだ。

 2015年放送の『下町ロケット』は、池井戸潤(55)の同名小説、及びシリーズ第2弾『下町ロケット ガウディ計画』(小学館)を原作にしたドラマだった。阿部寛が演じる主人公・佃航平は、元宇宙科学開発機構の研究員で、現在は父親が遺した下町の工場「佃製作所」の経営者として第二の人生を送っている。佃は宇宙への忘れられない思いを抱いていたが、やがて大型ロケットを飛ばすために必要な「バルブシステム」や、人工心臓弁「ガウディ」の開発に取り組み出す。主人公が一度は諦めかけた夢をひたむきに追いかける姿が共感を得て、中高年男性が珍しく夢中になれるドラマとして話題になった。また、「佃製作所」が困難を乗り越えながらプロジェクトを成功させていくところは、中小企業の底力を描いているとして熱い支持を呼び、最終回の視聴率は22.3%を記録。2015年、最も多くの視聴者の熱狂を誘ったドラマだった。

 ちなみに、佃の一人娘・利菜を演じた土屋太鳳は当時、朝ドラ『まれ』(NHK)のヒロインを演じて人気に火が点いたばかり。また、佃製作所の若手エース・立花洋平役を演じた竹内涼真はブレイク前夜の若手俳優として出演していた。3年間の時の流れを感じる。

 前作から3年を経て帰ってくる待望の続編―――ドラマのために書き下ろしたという小説シリーズ第3弾『下町ロケット ゴースト』(小学館)、第4弾『下町ロケット ヤタガラス』(同)を原作とした2018年の『下町ロケット』のストーリーは、「佃製作所」が助力してきた純国産ロケット開発計画が終了するという知らせを受けるところから始まる。佃が大きなショックを受ける中、経理部の殿村(立川談春)の父が急病により倒れる。家業の農業を手伝うことになった殿村がトラクターを運転する姿を見て、佃はあることに気づくーーー舞台を宇宙から大地に変え、「佃製作所」の面々は新たな夢を追い始めるのだ。

 10月7日に行われた完成披露試写会に登壇した阿部は、「確実に3年前よりパワーアップしています。やり切ります」と意気込んでいた。また、竹内は3年前より共演者とうまくコミュニケーションが取れるようになったことを明かし、「阿部さんとも会話が増えている」とコメントしている。

 前作から3年も待ちわびた視聴者の期待は大きく、すでに今期ナンバーワンドラマという呼び声も高い『下町ロケット』。今夜放送の第一話も、まさにロケットスタートを切りそうだ。

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