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“ホリケンワールド”封印! TVウォッチャー・堀内健が放つテレビ評がクールでクレバー

  • 2018年10月13日(土) 12:00:57
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 10月7日、AbemaTVで『堀内健のテレビを観るTV』が放送された。これは、ネプチューンの堀内健が、その時間にやっているNHKと民放全局の番組を視聴しながら生解説&実況するというプログラムである。

 テレビをつけて好き勝手にツイートしながら楽しむ視聴法、やったことがある人も多いと思う。番組の進行と並走してタイムラグなしに発信するため、推敲の余裕はほとんどなし。フレッシュな意見をダイレクトに放出するからこそ、隙だらけな持論は魅力的だったり、もしくは妙に過激だったりする。

 シチュエーション的に、上記の視聴法と今回の番組はほとんど同じ。放送中のテレビと並走してのうかつな発言を、ホリケンにも期待したいところだが……。

 ちなみにこの番組が放送された日曜23時台には、日本テレビで『おしゃれイズム』と『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』が、TBSで『林先生が驚く初耳学!』が、フジテレビで『Mr.サンデー』が、テレビ朝日では『関ジャム 完全燃SHOW』が放送されていた。
■ホリケンワールド没入中は恍惚としている

 結論から言うと、この日のホリケンは隙を見せなかった。天真爛漫なイメージがあるが、普段のホリケンは意外にクールでクレバーだと一部で知られている。気をつけていたわけではなく、素で突拍子もない発言を放つタイプではないのかもしれない。

 とはいえ、だんまりを決め込んだわけではない。冷静なテンションで、ナチュラルに本音がこぼれ落ちた。例えば、『しゃべくり007』(日本テレビ系)でホリケンワールドなギャグをゲストへむちゃ振りし、ちょっとした地獄を見せる流れを彼は頻発させる。これには、ちゃんとした理由があるらしい。

「自分が(ギャグを)やってちょっとウケたりすると、確実に(放送で)使われるやり方として同じことをゲストにやらせるとか。そうすると、振りの部分で使われたりするから。そういうこと考えちゃうんだよ。むちゃ振りって感じで映ってるかもしれないけど、自分が映りたいからやらせてるだけなんだよね」

 また、当日は『ガキの使い~』で「みんなで変われば怖くない! 時短でミニ変化!」なる企画が行われていた。これは、7つのネタをやるのは苦しいが1ネタなら笑いが取れるのでは? という芸人7名が集結、それぞれが渾身の一変化を披露するという内容だ。要するに、同番組恒例“七変化企画”の派生版。そういえば、七変化のほうにホリケンは出演したことがある。もちろん、スベるネタもあればウケるネタもあるだろう。我々が知りたいのは、スベッた時にどう対処するか? ということ。特にホリケンは、独特の世界観ゆえ暴走する瞬間が少なくない。周囲と乖離しても意に介さない強心臓は、どこから来るのだろうか?

「その世界に入り込んでる時は、ドンドン気持ち良くなってくるんだよね。ワケわかんない世界を自分が作ってるみたいな。だけど、ちょっと恥ずかしかったりっていう意識が働くと、すごい嫌だ。汗がバーッて出てくる。(ギャグを)やめて、顔引きつりながら下がっていくね。よくあるよ、俺。結構、収録だから編集で助けられてるかもしれない。手数は多いから」

 この日の一変化には、ナベプロでホリケンの後輩に当たる、あばれる君が出演していた。彼の出番を凝視しながらホリケンは評論する。

「あばれる君は意外にしっかりネタ作るんだけど、ちょっと根の意地悪さが出ちゃってるんだよなあ。そこがいいとこなのかもしれないけど。もしかしたら、ちょっと性格悪いかもしれない。笑い方とか、こいつ本当に性格悪いんだろうなあって感じる時があるんだよ、後輩ながらに(笑)」

 非常に的確で客観性に富んだ分析だと思う。ちなみに、ネプチューンのネタを作っているのはホリケンだ。彼が後輩のネタ作りにアドバイスすることはあるのだろうか?

「いや、しないよ。昔、ふかわりょうが白ヘアバンドでブレークしてる時に、ネタの話をして。俺のほうが先輩じゃん? それなのに、ふかわに『ホリケンさん、もっと自分が好きなようにやったほうがいいんじゃないですか』って言われた時、すっげえムカついたんだ(笑)。それから、若手がガーッて行ってる時はネタの話はやめようと思って。一歩間違えたら傷ついちゃうから、こっちが」

 いちいち冷静、いちいち的確。これこそが素の堀内健だが、そんな自分を彼は誇らない。通常のテレビではキャラに徹し、演じ続ける。

「自分で言うのもなんだけど、普段の声がキムタクそっくりなんだよね。自分しか思ってないかもしれないけど、話してると暗~い感じになっちゃうのよ(笑)。キムタクさんに失礼かもしれないけど」

 また、この日ゲスト出演した菊地亜美からも、秘めた戦術が披露された。なんと彼女、MCごとに異なる対策を練っているらしい。

「(明石家)さんまさんは、誰かがしゃべってる時にガヤっていうか声張って『あー、わかる!』とか言ったら『なんや、菊地わかるの?』って振られちゃうから、あんまりガヤを言わないようにしてた。本当に自信ある時だけは『えー、そうかなあ?』って逆のこと言ってみたり」

「今田耕司さんは、アイドリング!!!のギスギスした話がめっちゃ好きだったんですよ。だから、今田さんの番組出た時は『実は、アイドリング!!!って……』って、めっちゃ盛って言ってた」

 菊地は、バラドルの偉大な先輩から授かった貴重なアドバイスも明かしてくれた。

「たぶん、女性タレントみんななんですけど、『アシスタントMCやりたい』って言うんですよ。今で言ったら、さっしー(指原莉乃)とかこじるり(小島瑠璃子)とか。実際、あの2人はやってるじゃないですか。私、全然そういうの向いてないんですけど『やりたい』って言ってたんですよ」

「でも、井森美幸さんに『むやみやたらにMCを目指すな』って言われたんです。『あなたはそっち側じゃないから。私は一回も目指したことないから』って言われて。私、井森さんすごい好きなんですけど『カッコいいー!』と思って、そこから目指さなくなりました。(井森さんは)ずーっとひな壇とかですもんねえ。ずっとひな壇が難しいんですけどね」

 放送前は“エグさ”“過激さ”が発揮されると予想していたが、それより、ただただ感心する場面が多かったこの番組。エンディングでホリケンは、よりプライベート感を出すべく「今度は裸足で出るわ」と語っている。ということは、“今度”があると期待していいのかもしれない。

 次回もキムタクボイスでクレバーに持論を発信してほしいと、ホリケンには願うばかり。

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