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単純ミス連発 たけし騒動で露呈したワイドショーの課題

  • 2018年04月14日(土) 10:00:48
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「たけし軍団」と森昌行社長(65)のバトルは独立したビートたけし(71)に森社長が謝罪する形で決着した。結局、「森社長の経営方針に問題あり」という軍団の主張を森社長が認め、反省させたことで着地点を見いだしたのだろう。改めてたけしと軍団の固い絆を痛感するが、課題も残した。

 その前に騒動の副産物で生まれたワイドショーの課題。あまりに懐かしい軍団の面々にグレート義太夫をウガンダ・トラと間違えた日テレの「スッキリ」。若いスタッフはすでに軍団を知らないことから起きた単純なミスだろうが、タレントの写真を間違えるのはあってはならないことだ。

 フジの「グッディ」のミスは一考に値する。「オフィス北野」の社員のインタビューを放送したが、森社長が「ニセ者」と指摘したことで謝罪。近年の情報番組は「独占告白」など衝撃的な言葉が新聞のラテ欄を飾るが、その大半は文春を筆頭とする週刊誌のスクープの紹介。俗に言う「人のふんどしで相撲を取る」がやたらと増えている。見る側は「なんだ、週刊誌の話か」と肩透かしされ、番組の信用問題にもつながり兼ねない。

 番組側にも自戒の念があるのか、最近はご丁寧に「独自」と入れる珍現象。要は「週刊誌ではなく、独自ネタですよ」と主張したい意図もあるのだろうが、「独自」にこだわるあまり、「焦り」が出て失敗を招いた感も否めない。今後の情報番組の作り方に課題を残したと思う。

 一方、和解した「軍団」と森社長のほうが課題は山積み。今後は「オフィス北野」を縮小しながら軍団を中心にやっていくのだろうが、たけしという大きな柱を失ってどこまで立て直せるかにある。軍団は番頭格のガダルカナル・タカが61歳とベテラン揃い。専売特許だったリアクション芸もできない。おしゃべりなど芸の力が頼りだが、たけしは「週刊ポスト」の連載でこう話している。

「芸人というのは結局のところ“芸”がなければ売れ続けるなんて無理」と軍団の面々にも反省を促している。名前と経験でどこまで入り込めるかにあるが、バラエティー界は吉本芸人を中心に東京の芸人も参戦して群雄割拠の時代。番組関係者からは「大半の人は漫才など芸を磨いてテレビ界に進出してきている。芸もたけているし、リアクションもいとわない。軍団の入る余地は少ないのでは」という話も聞く。

「お笑いに力を入れなかった」と非難された森社長がどう売り、軍団がどう芸を鍛え直すか、お互いの力量にかかっている。

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