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年400本TV出演の秘訣 ビビる大木は“自分を消せる”仕事人

  • 2018年02月11日(日) 22:00:06
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「出勤って言うと、『ん?』って言われるけど、出勤じゃないですか」(ビビる大木/テレビ朝日「俺の持論」2月3日)

 ファンレターが10年間ゼロというほど“人気”がないにもかかわらず、年間約400本ものテレビ番組に出演しているビビる大木(43)。そんな彼は、身の丈に合った生活を続けるため、いまだに電車で“出勤”しているという。

 毎朝のように満員電車に揺られる通勤ラッシュを味わっているのだ。そんな彼が漏らした言葉を今週は取り上げたい。

 芸能人が収録に行くことをあまり「出勤」とは言わない。だが、大木にとってそれは「出勤」なのだ。なぜなら、紛れもなく収録は「仕事」だからだ。

 以前、大木は遊び心あふれる草創期のテレビが魅力的だという話の流れから、満島ひかりに「テレビで遊べてますか?」と問われ、こう即答した。

「遊べないですよ! ボクなんて100%ホンネなしでやってますから」(NHK「土曜スタジオパーク」16年4月30日)

 大木にとって、テレビとは遊びの延長のように自分のホンネを言ったりする場ではないのだ。

 もちろん、大木も最初は、ゴールデンの冠番組を持ちたいといった野望もあった。テレビの主役ならば、自分の思い通り遊びの延長でも許される。けれど、芸歴を重ね、その器ではないことを悟った。自分の司会の心得をこう語っている。

「視聴者に大木の記憶がなくてもゲストの印象が残ればいい」(「サンケイスポーツ」12年11月24日)

 今では「あの番組に大木いたの?」と言われる方が成功だとまで達観している。そんなふうに思えるきっかけのひとつになったのが「トリビアの泉」(フジテレビ)だ。

 この番組はもともと深夜番組。大木がちょうど「ビビる」を解散した頃に始まった。当時の大木はそれほど知名度はなかったが、パネリストに抜擢され、番組を盛り上げる欠かせない存在になっていた。

 だが、「トリビアの泉」がゴールデンに昇格するとなった時、上層部から知名度で劣る大木はいらないのではないかという声が上がった。けれど、深夜時代からADを務め、ディレクターに昇格した2人が「大木さんありきじゃなきゃ嫌だ」と強硬に主張し、番組に大木を残したのだ。

 それを知った大木は、このスタッフを男にしようということだけを考えて無私の精神で与えられた仕事を全うした。その結果、番組はフジテレビを代表する人気番組となり、大木の評価も上がったのだ。

 “仕事”として自分を消すことで、逆に自分が浮き出ることを「トリビアの泉」で体験した大木は、“仕事人”としてテレビに欠かせない存在になったのだ。

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