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【フライデー】芸人の“あるべき論”とは無縁 ブルゾンちえみの「待つ」才能

  • 2018年01月10日(水) 12:00:00
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「ブルゾンちえみだったら触れるの。照れ隠しでブルゾンちえみになったりする」(ブルゾンちえみ/フジテレビ「ボクらの時代」12月24日放送)

 2017年に大ブレークし、もっとも旬だったタレントといえばブルゾンちえみ(27)だろう。そんな彼女が、ドラマで共演した桐谷美玲と水川あさみと女子会トークで、恋愛観を語っていた。彼女は、相手に自分が好きだと気づかれるのが恥ずかしいという。だから相手に触れられない。そんな時、キャラになりきるのだと語った言葉を今週は取り上げたい。

 基本はそれができないから、相手から「好き」と言ってくれるまで「待つ」のだという。

 ブルゾンちえみは、まさに「2017年」に現れた新星だ。なにしろ本格的なテレビほぼ初出演が、同年1月1日放送の「ぐるナイ!おもしろ荘」(日本テレビ)。そこで瞬く間にブレークをし、その後、各局のネタ番組に引っ張りだこになった。

 すると、早くも4月からドラマ「人は見た目が100パーセント」(フジテレビ)に出演。それも、人気芸人がそのキャラのままちょっと出ました、というような出方ではなく、完全に女優としてメインキャストで出演を果たしたのだ。さらに夏には「24時間テレビ」(日本テレビ)のマラソンランナーにも抜擢された。

 マツコ・デラックスは、「おもしろ荘」の予告で一瞬映ったブルゾンを見てブレークを確信したという。そして、その芸人として特異な振る舞いに驚いた。それは彼女が何かコメントを振られた時だ。普通、芸人ならば少しでも面白いことを言おうとする。だが、彼女は違う。

「この人さ、ウケも何にも考えないでさ、普通にコメントするのよ。堂々と“ブルゾンちえみとしての感想です”っていう感想を、ウケ狙いも考えずに堂々としゃべるのよ。大物ではあると思う」(日本テレビ「しゃべくり007」17年11月6日)

 そう。ブルゾンは「芸人はこうあるべき」というような固定観念とは無縁のところで生きているのだ。本人も「私のネタは面白いんじゃないんです。気持ちいいんです」(「朝日新聞」17年4月8日)と語り、芸人などの肩書にとらわれないエンターテイナーを目指すと公言している。

 そういう柔軟性があるからこそ、ブルゾンにマラソンをやらせたらどうだろう、ドラマで演じさせたらどうなるだろう、と作り手が寄ってきて彼女の魅力を引き出してくれるのだ。

 彼女の恋愛指南ネタに「花は自分からミツバチを探しに行きますか? 探さない。待つの」というのがあるが、それは恋愛だけではない。ブルゾンの芸人、いや、エンターテイナーとしてのスタンスでもあるのだ。

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