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高畑充希『過保護のカホコ』自己最高の14.0%終幕も拭えなかった”もやもや感”

  • 2017年09月17日(日) 12:00:56
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女優の高畑充希が主演を務める『過保護のカホコ』(日本テレビ系)の最終話(第10話)が9月13日に放送され、前回グラチャン女子バレーの延長が影響して下がっていた視聴率から4.1ポイント回復し、視聴率は自己最高の14.0%を記録した。

 ばぁば・初代(三田佳子)が死んでしまった前回は、環おばさん(中島ひろ子)と衛おじさん(佐藤二朗)の離婚やパパ・正高(時任三郎)の実家で子どもたちを預かるための施設を作ろうという事業計画が出るなど、様々な新設定が盛り込まれていたが、最終話で全て回収。

 無事に初(竹内涼真)とカホコ(高畑充希)の2人も結婚することができたわけだが、最後までカホコは過保護だったのは言うまでもなく、それだけにもやもやは拭えずじまいだった。ママ・泉(黒木瞳)に勘当を言い渡されるくらい反対されているにも関わらず、「親戚が勝手に準備を始めちゃって収拾つかないから……、来週入籍します!」なんてまずありえないし、そもそも結婚式の準備を自分たちでしていないこと自体甘えすぎている。

 ウエディングドレスもケーキも、料理も何から何まで全てを周りに任せていたため、じぃじ・福士(西岡徳馬)がつまずき、ケーキやドレスを台無しにしてしまったら、自分たちでは何もできずじまい。結局、いつもようにママが取り仕切って親戚一同に扶助してもらわないと何もできないお子様のままだったのだ。

 住む家にしてもそうだ。ばぁばの言いつけを守り、家だけではなくこれからのじぃじの暮らしを守るためにも、じぃじの家で一緒に暮らすというのは最良の選択ではあるが、結局のところ家賃も払わなくて済むし、カホコと初にとっては都合の良すぎる展開ばかり。いつの間にかママ・泉の性格にも似てきたカホコが家事を頑張っているシーンも描かれていたが、これは洗濯も料理も苦手だったカホコが1年経って成長したということなのか。

 そもそもが、過保護な女子大学生という設定だったにも関わらず、学校が出てくると言えば、初のアトリエシーンくらい。そもそもの就職先も、運よくパパ・正高(時任三郎)の実家ですることになった事業にカホコが参加できるようになったというだけ。全てカホコが引き寄せたことといえばそれまでなのだが、いつまでたっても世間という社会には出てこずに、小さな家族社会の中だけで生きているカホコの今後は大丈夫だろうか?

 こうなってくると、訳の分からない勝手な境界線をきめて自分の世界を狭めていたママのようになってしまう可能性もなきにしもあらず。カホコの結婚を機に離婚を切り出したママだったが、パパが抱きしめても抱きしめ返さなかったり、あの冷めた表情だったりを見る限りママの意志は固そうにも思えたが………。

「お願いが2つあります」と魔法の言葉を唱えるだけで、すべてがカホコの思い通りになっていく世界に生きていて、嫌なことがあって顔に出せば初が気持ちを汲み取って、カホコのやりたいようにやらせてくれる。やっぱりこれって、鶴の一声で自分の思い通りに周囲を動かし、パパが常に気を使っていたママとそっくりなのでは?と思わずにはいられない。

 過保護に育てられた女性が、家族をもったらどんな生活になるのか?ぜひ続編を期待したい。

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